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2018 年度 研究成果報告書

レジスチンSNP・環境因子相互作用を標的としたインスリン抵抗性疾患の個別化医療

研究課題

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研究課題/領域番号 16K19539
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 代謝学
研究機関愛媛大学

研究代表者

川村 良一  愛媛大学, 医学系研究科, 講師 (90533092)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードインスリン抵抗性 / 遺伝子 / 環境因子 / レジスチン / 糖尿病 / 遺伝疫学 / SNP
研究成果の概要

レジスチンはインスリン抵抗性を惹起するサイトカインである。血中レジスチンは、レジスチン遺伝子の一塩基多型(SNP)-420によって強く規定されている。本研究では、地域一般住民において、レジスチンSNP・環境因子相互作用を解析した。レジスチンの主たる産生部位である白血球数とSNP-420は、相互に血中レジスチンを高めた。n-3多価不飽和脂肪酸摂取量と血中レジスチンとの負の関連は、SNP-420のG/G型で最も強かった。血中レジスチンと身体活動時間との負の関連は、G/G型で最も強かった。即ち、血中レジスチンは、レジスチンSNPと栄養・身体活動等の環境因子との相互作用により、強く規定されていた。

自由記述の分野

糖尿病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

当研究室では、レジスチンSNP-420のG/G遺伝子型を有すると、C/C型と比べ、2型糖尿病のリスクが約1.8倍になることを報告している。本研究では、血中レジスチンは、レジスチンSNP・環境因子相互作用によって強く規定されていることを明らかにした。レジスチンSNPを標的とし、栄養や身体活動などの環境因子に介入することで、2型糖尿病をはじめとするインスリン抵抗性疾患の個別化予防・治療への発展が期待できる。

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公開日: 2020-03-30  

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