Favine/CCDC3は研究代表者らが独自に見出した新規分泌因子である。これまでの研究からFavineが脂肪細胞分化および脂肪合成を正に制御することが示されたが、そのメカニズムは不明であった。血管におけるFavineの作用も不明であった。本研究において、Favineは抗動脈硬化作用を有する可能性が示唆された。これまで不明であった血管に対するFavineの機能が明らかとなりつつあることは非常に意義深く、Favineのさらなる機能解析は、メタボリックシンドロームの病態解明につながる可能性があると考える。
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