研究課題/領域番号 |
16K19580
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
勝屋 弘雄 熊本大学, エイズ学研究センター, 特任助教 (80632041)
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連携研究者 |
佐藤 賢文 熊本大学, エイズ学研究センター, 教授 (70402807)
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研究協力者 |
宮里 パオラ 熊本大学, 国際先端医学研究機構, 特任助教 (90573105)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | HTLV-1 / 成人T細胞白血病-リンパ腫 / エンハンサー |
研究成果の概要 |
成人T細胞白血病-リンパ腫(ATL)の細胞株と患者検体の両方においてHTLV-1プロウイルスの3’ LTR近傍にヌクレオソームフリー領域(NFR)を認めた。そのNFRにおいてエンハンサー領域に特徴的なヒストン修飾パターンが観察され、機能解析によって同領域に有意なエンハンサー活性があることを見出した。また転写因子のSRFとELK-1が同NFR配列に直接結合し得ることが確認された。以上より、このNFRがエンハンサーとして機能し、3’ LTRからアンチセンスにコードされるHBZの転写活性に関与し、HTLV-1持続感染とATLの発症機序に寄与している可能性が考えられる。
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自由記述の分野 |
血液内科
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