SLE由来T細胞において新規のメチル化感受性疾患関連遺伝子を探索するため、SLEモデルマウスMRL/lpr (MRL) 及び対照群C57BL/6 (B6)より脾臓由来CD4陽性T細胞のメチル化DNAとmRNAを抽出し、網羅的シーケンス解析によって、MRLにおいてカテプシンE (CTSE) のイントロン1領域内のCGCG配列のDNA低メチル化とmRNAの有意な発現亢進を確認した。ChIP-PCR法、EMSA法にて、CGCG領域のDNA脱メチル化により、転写因子Kaiso およびHDAC3の結合が阻害され、CTSEの発現が亢進する可能性が示唆された。
|