SLE モデルマウスMRL/lpr由来T細胞で発現低下を認めたmiR200a-3pについて、その病態的意義を検討した。miR200a-3p mimic導入EL4細胞にて、抑制性転写因子 (ZEB1、ZEB2、CtBP2) の発現低下とIL-2遺伝子上NRE-A領域への結合低下及びIL-2プロモーター活性と蛋白発現亢進を確認した。またMRL/lpr由来T細胞にて同領域へのZEB1/CtBP2結合遷延を認めた。以上より、miR-200a-3p発現が低下したSLE由来T細胞では、ZEB1/ZEB2/CtBP2の発現亢進とIL-2遺伝子への結合遷延をきたし、IL-2産生抑制誘導の可能性が示唆された。
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