研究課題
若手研究(B)
脂肪組織が慢性炎症という観点で種々の疾患に関与していることが知られている。これらの病態において脂肪組織中のマクロファージが重要な役割を担っていることが明らかになってきているが、近年マスト細胞の関与についても知られるようになった。しかしその具体的なメカニズムは明らかではない。我々は脂肪細胞がマスト細胞に与える影響を検証し、マスト細胞の性質がマクロファージ様に変化し、慢性脂肪炎症におけるエフェクター機能を有しうることを明らかにした。本研究は脂肪・マスト細胞相互作用という新しいメカニズムの解明に繋がり、脂肪由来慢性炎症の理解と制御に大きなインパクトを与えることが期待される。
自己免疫疾患、アレルギー