①数種類の腎臓病(紫斑病腎炎、微小変化型ネフローゼ症候群、IgA腎症、二次性巣状分節性糸球体硬化症、感染関連腎炎、閉塞性腎症、薬剤性腎障害、アルポート症候群)の患者尿から、尿中落下細胞を培養した。この細胞群から幹細胞を単離するべく、幹細胞マーカーを用いたFACSを行ったが、技術的な問題が解決できず単離に至らなかった。 ②幹細胞で発現が上昇するアルカリフォスファターゼの染色を行い、一部が陽性になることを紫斑病腎炎、アルポート症候群、感染関連腎炎の尿中落下細胞で確認した。また、アルカリフォスファターゼ陽性細胞がspheroid様の構造をとる現象が確認された。
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