研究課題
若手研究(B)
てんかん性脳症など小児神経疾患においては、神経学的予後が不良な疾患が多い状況である。その遺伝学的背景を明らかにしつつ、早期診断システムの構築が重要と考えた。今回、West症候群の症例においてKCNQ3遺伝子の新規突然変異を同定し、West症候群の新たな遺伝学的背景を明らかとした。また急性脳症におけるCPT2多型の確認、特異な脱力発作を反復する症例においてHECW2変異を認めた。解明された遺伝子の機能から治療に結びつけることと、さらに解析の時間を短縮することが課題である。
小児神経学、てんかん