研究課題
若手研究(B)
先天性腎尿路奇形を有しない正常児における尿検体を用い、循環レニン・アンギオテンシン系とは別に、局所レニン・アンギオテンシン系の評価項目である尿中アンギオテンシノーゲン濃度を測定した。その結果、正常児比較して、多嚢胞性異形成腎群のみが尿中アンギオテンシノーゲン濃度が有意に高値であった。片側腎症例と多嚢胞性異形成腎において尿中アンギオテンシノーゲン濃度を比較すると多嚢胞性異形成腎例が高値であったが有意な差はなかった。
小児科学
多嚢胞性異形成腎の発生には、循環レニン・アンギオテンシン系とは別の、局所レニン・アンギオテンシン系の関連があるかもしれない。