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2019 年度 研究成果報告書

新生児低酸素性虚血性脳症に対する低体温療法及び新規治療薬の治療効果判定方法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 16K19685
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 胎児・新生児医学
研究機関香川大学

研究代表者

中村 信嗣  香川大学, 医学部附属病院, 助教 (30437686)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード脳血液量 / 時間分解分光装置 / 低酸素性虚血性脳症 / 低体温療法 / 脳内Hb酸素飽和度
研究成果の概要

本研究では、新生児低酸素性虚血性脳症(HIE)における、その標準治療である低体温療法(TH)中の治療効果判定の指標として、脳循環酸素代謝変化である脳血液量(CBV)が有用であるかを、新生仔豚仮死モデルを用いて検証した。本研究結果では、CBV上昇が大きいものほど脳障害が重篤であったが、非THでは低酸素虚血負荷後のCBV増加が脳障害の重症度を反映したのに対し、TH群では、CBV減少が脳障害の重症度を反映した(Jinnai W, et al.Brain Dev 2018)。

自由記述の分野

新生児

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究結果から、低体温療法は脳障害の重症度によって、治療効果が異なることが推測された。特に、重篤な脳障害の場合は、低体温療法が更に障害を増幅する可能性もある。このため、低体温療法中の脳血液量モニタリングにより、低体温療法中に脳血液量の減少が著明に認めるものについては、低体温療法だけでは予後改善が見込めない可能性が高い。

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公開日: 2021-02-19  

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