国内のNICUで鉄過剰のモニタリングは一般的に行われていない。しかしながら、赤血球輸血は早産、極低出生体重児への集中治療に不可欠である。この研究の目的は極低出生体重児の鉄動態と臨床像を解析することである。この後方視的観察研究は2009年から2014年のNICUに入院した極低出生体重児213人中176人を対象とした。24人が高フェリチン血症であった。多変量解析により3つの関連因子:動脈管結紮術、気管支肺異形成、敗血症を見出した。我々はまたヘプシジン-エリスロフェロンが未熟性のため出生時は不十分な反応あることを見出した。この現象は成長とともに変化していく可能性があった。
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