研究課題
若手研究(B)
妊娠週数に比較して低体重であるSGA児における出生早期の血小板減少の原因は不明であった。本研究では血小板造血に関与するトロンボポエチンに着目して早産児と正期産児、SGA児と非SGA児に分類して病態の解明に迫った。SGA児ではトロンボポエチンの上昇がみられず、その関与が示唆された。同時にSGA児のモデルラットを用いた実験を行うため、モデルラットの作成を行った。研究成果は関連学会の学術集会で発表した。
新生児医学
早期新生児における血小板減少症の原因は、多くが不明であり血小板輸血など対症療法にとどまっている。原因を明らかにすることで輸血に依存しない新たな治療薬の開発につながる。輸血の代替治療の研究は、医療社会資源の限られた現代において有益であると考えている。