皮膚T細胞リンパ腫(CTCL)において、IL-25、cyclophilin AとCD147、CD137とCD137L、IL-10産生制御性B細胞について解析を行った。 CTCLにおいて、IL-25の発現は上昇しており、腫瘍細胞からのIL-13産生増強を促進していた。また、CTCLの腫瘍細胞はcyclophilin Aを産生し、自己が発現するCD147と結合を介して、自己増殖を誘導していた。さらに、CTCLの腫瘍細胞はCD137に加えて、CD137Lを異所性に発現しており、自己増殖を誘導していた。進行期菌状息肉症では、末梢血中のIL-10産生制御性B細胞は減少し、病勢マーカーと逆相関を認めた。
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