マウス骨髄由来マスト細胞 (BMMC)、BMMCを分化させたマウス皮膚型マスト細胞 (CTMC) および、ヒト皮膚マスト細胞 (HSMC) を作成し、ニューロメジンU (NMU) によるマスト細胞の活性化機序を検討した。NMUはin vitroでCTMC、HSMCを直接活性化し脱顆粒を誘導することが示された。受容体に関しては、CTMC、HSMCにはNMUの本来の受容体であるNMUR1の発現はmRNAのリアルタイムPCR法ではほとんど認められず、サブスタンスP等の神経ペプチドの新規受容体として同定されたMRGPRX2 (マウスの場合Mrgprb2) の発現が確認された。
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