研究課題
若手研究(B)
3種類の細胞株を3種類のHDAC阻害剤で刺激し、MAPKファミリーを初めとするチロシンキナーゼの活性化をPamChipアレイを用いて網羅的に解析したところ、どのHDAC阻害剤の刺激でもHut78のみでMAPK1(ERK2)の活性が亢進していることが明らかになった。さらに、MAPK1の上流にあるMEKに対する阻害剤のHDAC阻害剤の抗増殖効果に与える影響を調べたところ、今回検討した4剤のMEK阻害剤いずれにもHut78に対するHDAC阻害剤の抗増殖効果を増強させる効果があることが明らかになった。
皮膚科学