• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 実施状況報告書

統合失調症における幻聴発生の神経活動基盤の多角的脳画像研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K19772
研究機関九州大学

研究代表者

中村 一太  九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (90771460)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
キーワード統合失調症 / 幻聴 / 脳磁図 / neural oscillation
研究実績の概要

本研究の目的は、統合失調症者を対象に、幻聴発生に関わる神経基盤、および幻聴による外部音声処理機構の変化について多角的に明らかにし、幻聴発生に関わる脳部位を全脳的に解明することにある。本年度は、まず被験者のリクルート及び各検査が滞りなく遂行できるように、具体的な研究のセットアップを行った。セットアップ完了後、脳磁図において幻聴を持つ統合失調症者の記録を行い、予定通りのサンプル数のデータの集積を行った。また、機能的MRIについてはセッティングが難航しており、現在他施設でデータ収集を行うことも含めて、調整を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

脳磁図での幻聴を持つ統合失調症者の記録については当初の予定どおりの記録を行っている。一方、機能的MRIの撮影については課題のセッティングが難航しており、現在、他施設での機能的MRIの撮影を調整している。

今後の研究の推進方策

被験者のリクルート及び各検査が滞りなく遂行できるように、研究分担者と連携研究者の協力のもと、効率よく研究を推し進めていく。機能的MRIについては、連携研究機関と連携し、早急に記録ができる体制を整える。すでに記録を終えたデータについては、各解析の専門家(上野、平野)との連携のもとで順次解析を行ない、必要に応じて国内外の連携研究先に赴き、解析したデータの妥当性についての検討も行う。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Right hemisphere pitch-mismatch negativity reduction in patients with major depression: An MEG study.2017

    • 著者名/発表者名
      Noriaki Hirakawa, Yoji Hirano, Itta Nakamura, Shogo Hirano, Jinya Sato, Naoya Oribe, Takefumi Ueno, Shigenobu Kanba, and Toshiaki Onitsuka
    • 雑誌名

      J Affect Disord

      巻: 215 ページ: 225-229

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Increased BOLD Signals Elicited by High Gamma Auditory Stimulation of the Left Auditory Cortex in Acute State Schizophrenia.2016

    • 著者名/発表者名
      Hironori Kuga, Toshiaki Onitsuka, Yoji Hirano, Itta Nakamura, Naoya Oribe, Hiroaki Mizuhara, Ryota Kanai, Shigenobu Kanba, and Takefumi Ueno
    • 雑誌名

      EBioMedicine

      巻: 12 ページ: 143-149

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2018-01-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi