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2016 年度 実施状況報告書

統合失調症の認知矯正療法による脳の白質微細構造および機能的結合の変化に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 16K19779
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

松田 康裕  奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (70445063)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード認知矯正療法 / 統合失調症 / 脳可塑性変化
研究実績の概要

オリジナルコンピュータソフトJcoresを用いて認知機能リハビリテーションを実施する群(介入群)と通常の外来治療を継続する群(対照群)に年齢と性別を層別化したうえで無作為割り付けをおこなった。
対象者については、介入群は4名(平均年齢36.5±10.1歳)、対照群は3名(平均年齢27.3±7.6歳)で合計7名であった。
群の等質性の検討に関しては、群を独立変数、患者背景を従属変数とし、t検定をおこなったが、両群間において有意な差を認める項目はなかった。
群別にみる介入前後の各評価尺度得点および検査得点の検討に関しては、群を独立変数、介入前後の各評価ツールの得点差を従属変数とし、分散分析をおこなったが、いずれの変数においても両群に有意差は認めなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

介入群および対照群の目標数は各群30名ずつであり、3年間の初年度としてはおおむね順調に進展している。

今後の研究の推進方策

介入群および対照群の目標数に達するようデイケアや外来待合室に参加募集を呼びかけるポスターを貼る。

次年度使用額が生じた理由

学会経費、人件費および謝礼が計上していた額よりも少なかったため。

次年度使用額の使用計画

参加募集のポスターを貼付するため、参加者増により謝礼が増える見込みである。
また学会参加も国内に限らず、海外学会へも参加予定であり、旅費や参加費のため使用額が増す見込みである。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] Feasibility and effectiveness of a cognitive remediation programme with original computerised cognitive training and group intervention for schizophrenia: a multicentre randomised trial.2016

    • 著者名/発表者名
      Matsuda Y, Morimoto T, Furukawa S, Sato S, Hatsuse N, Iwata K, Kimura M, Kishimoto T, Ikebuchi E.
    • 雑誌名

      Neuropsychol Rehabil.

      巻: May6 ページ: 1-11

    • DOI

      10.1080/09602011.2016.1181555.

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] オリジナル版コンピュータソフトJcoresを用いた認知機能リハビリテーションプログラム(VCAT-J)の実際と効果について2016

    • 著者名/発表者名
      松田康裕
    • 学会等名
      第24回日本精神障害者リハビリテーション学会
    • 発表場所
      JA長野県ビル
    • 年月日
      2016-12-01 – 2016-12-01
  • [学会発表] Jcoresを用いた認知機能リハビリテーションの概要と効果~SSTとの統合的実施を目指して~2016

    • 著者名/発表者名
      松田康裕、盛本翼、有田恵亮
    • 学会等名
      第22回全国経験交流ワークショップ
    • 発表場所
      福岡大学
    • 年月日
      2016-08-19 – 2016-08-19
  • [学会発表] 早期精神病に対する心理社会的介入~認知矯正療法を中心に~2016

    • 著者名/発表者名
      松田康裕
    • 学会等名
      第112回日本精神神経学会
    • 発表場所
      幕張メッセ
    • 年月日
      2016-06-02 – 2016-06-02

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公開日: 2018-01-16  

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