研究課題
若手研究(B)
小細胞肺がんモデルマウスに対するLu-177標識抗ROBO1抗体を用いた放射免疫療法(RIT)の治療実験を行ったが、治療効果は認められなかった。放射線抵抗性を示すがん幹細胞に対する治療薬として注目されているスルファサラジンとY-90標識抗ROBO1抗体の併用治療実験を行った。併用治療による有意な治療効果の増強は得られなかったが、RIT単独群、併用治療群双方で腫瘍の著明な縮小が得られた。また、RIT単独治療群では腫瘍が消失し、観察終了まで寛解状態を維持する一例が確認された。
核医学