研究課題
若手研究(B)
癌の放射線抵抗性の原因として細胞の遺伝子発現状況は重要と考えられるが、不明な部分が多い。今回は、TCGAなどの広く公開されているデータベースを用いて細胞の放射線治療抵抗性に関わる遺伝子を同定することを目的とした。結論として、本研究期間にいくつかの関連遺伝子を同定したものの、その遺伝子を細胞へ導入しても、明らかな放射線抵抗性の出現が認められなかった。
放射線治療
癌の放射線抵抗性の原因として細胞の遺伝子発現状況は重要と考えられるが、不明な部分が多い。今回データベースを用いて細胞の放射線治療抵抗性に関わる遺伝子を同定することを目的とした。今回は特にmiR-654-3pというマイクロRNAに注目して研究を行なったが、本研究期間内に明らかな放射線抵抗性への関係性を示すことができなかった。今後も他の候補遺伝子について順次研究する予定である。