本年度は昨年度に続き,左房や右房のストレイン(心臓の収縮期及び拡張期の歪み)を解析するソフトウェアを購入した.また,心房細動と心不全は密接に関与しており,心房細動及び心不全に関する最新の知見を収集するために,各学会(日本循環器学会,日本超音波医学会など)に参加した. 本年度も心不全患者のデータを収集し,心不全発症に関連する患者背景,既往歴,心エコー図指標について検討し,国内・国際学会(日本心エコー図学会で2009年・2016年ASE左室拡張不全ガイドラインを用いた心不全患者の再入院予測,ASE2018でLeft Ventricular Diastolic Function Predicts Outcomes in Patients with Heart Failure - A Comparison Between 2009 and 2016 American Society of Echocardiography Recommendations)で発表を行った.そのデータに中にも,3割程度の心房細動患者が含まれており,心房細動と心不全の関連が示唆された.現在はそのデータをまとめ,論文をアメリカ心エコー図学会誌(Journal of the american echocardiography)に投稿中である.
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