研究課題/領域番号 |
16K19843
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 健司 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (80773788)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | ビーズTACE / 血管モデル / 光ファイバーセンサー / ビーズカウンター |
研究実績の概要 |
ビーズTACEにおける種々のビーズ注入条件(造影剤濃度、希釈倍率、注入速度を調整)が、注入後のビーズの挙動に与える影響を血管モデルを用いたex vivoの実験で評価する。 カテーテル先端から排出されるビーズ粒子の個数を光ファイバーセンサーを用いたビーズカウンターで検出し凝集の程度を定量評価する。 ビーズ粒子の凝集の程度は、シリンジ内、カテーテル内、カテーテルから排出後の3ヵ所において評価する。マイクロカテーテルは素材が透明で内腔が観察可能なものを使用する。カテーテルから排出後の評価は、今回我々が開発した粒子測定器を用いる。検出器には光ファイバーセンサーを使用し通過したビーズ粒子の検出を行う。その後、検出器で得た電気信号(アナログ)をADコンバーター用いてデジタル変換を行いPCに入力、専用解析ソフトを用いて一定の時間に通過したビーズ粒子の平均数値化を行う 血管モデルを用いたビーズの挙動に関する研究は、現在進行中です。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
ex vivo studyにおいて、ビーズカウンターを用いてカテーテル先端から排出されるビーズ粒子の検出を行うため、ビーズカウンターの光ファイバーセンサーの精度を調整中です。また、血管モデルに関しては、生体により近い拍動性血管モデルを準備中です。 血管モデルを用いたビーズの挙動に関する研究は、現在進行中です。
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今後の研究の推進方策 |
ビーズ注入前のシリンジ内およびカテーテル通過中の凝集の程度が、カテーテル先端から排出後のビーズの挙動に反映されているかを評価する。また、カテーテルから排出後のビーズの凝集の程度を数値化することで、凝集を抑制するために最も最適な注入条件定量評価する。 これらより、ビーズの到達深度の評価を行い、最適なビーズTACEの手技を確立させる。
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次年度使用額が生じた理由 |
ex vivo studyは現在進行中であり、前年度においては予定していた経費が必要となりませんでした。
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次年度使用額の使用計画 |
実験データ解析のためのパソコンおよび周辺機器の購入、国際学会発表や英語論文作成のための経費などを計画しています。
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