今回の研究により放射線治療後、比較的早期(1-3days)に血中のcfDNA増加が生じること、増加するcfDNAは癌由来のDNAを含んでいること、放射線治療後の断片化したcfDNAでもdigital PCR解析、シークエンサー解析は可能であることが明らかとなった。 cfDNA診断は国内でも2017年より保険承認がされており、今後盛んに行われていく。一方で多くの癌治療に併用される放射線治療が、このcfDNA動態にどのような影響を与えるかについて詳細に調べた最初の報告であり、意義の大きい報告であると考える。
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