平成29年度では昨年度に測定したCT装置の線源情報を全てデータベースとして作成した。WAZA-ARIv2システムには線源モデルをユーザが選択することによって任意のCT装置をシステム上に構築できる「ユーザモデル機能」を実装し、一般のユーザーが利用できるように公開を行った。本機能を紹介と利用方法を含めた内容を日本診療放射線技師会の主催する実践医療被ばく線量評価セミナーや山梨県診療放射線技師会研修会などにて講演を行った。 本研究結果を含めた内容を日本保健物理学会第50回研究発表会にて発表を行い、優秀プレゼンテーション賞を受賞した。また、本研究結果について第113回日本医学物理学会学術大会、8th Japan- Korea Meeting on Medical Physics、International Conference on Monte Carlo Techniques for Medical Applications (MCMA2017)、Joint ICRP-RERF-JHPS Workshop on Recent Progress in Radiation Dosimetry for Epidemiology and Radiological Protectionにて発表を行った。また、特集論文としてMEDICAL IMAGING TECHNOLOGY 36(1): 15 -20 2018として発表を行った。
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