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2017 年度 実施状況報告書

アミロイドPETにおける自動定量評価法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K19882
研究機関国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構

研究代表者

赤松 剛  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 計測・線量評価部, 博士研究員(任非) (00726557)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードPET / アミロイド / 定量
研究実績の概要

アミロイドPETにおける正確かつ簡便な定量評価を実施するために、平成28年度(昨年度)は(1)MRIが不要な、PET画像のみを用いた解剖学的標準化手法の開発、および(2)アミロイドPET定量評価用の関心領域(ROI)テンプレートを作成した。(1)と(2)の成果を組み合わせることにより、アミロイドPETの定量評価手法を確立した(Akamatsu G, et al. Physics in Medicine and Biology. 2016;61:5768-5780)。
平成29年度(本年度)は確立した手法を広く普及させるために必要な、汎用PCで動作する解析プログラムの作成を行った。本解析プログラムにより、高価なソフトウェアを必要としなくても、アミロイドPETの定量評価が実施できることを確認した。さらに、発展的内容として、標準脳座標系にて画素毎に統計解析を行う方法を開発し、狭い領域に限局した異常集積を検出できることを確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

開発した新しい定量評価手法が期待通りの結果を示し、初年度に学術論文を発表できたため、より発展的な内容に取り組むことができた。

今後の研究の推進方策

これまでに製作した、汎用PCで動作する自動解析プログラムの有効性を臨床画像を対象に検証し、実用化を目指す。

次年度使用額が生じた理由

研究開発に必要な物品費は主に初年度に計上しており、十分な研究開発環境が整ったため、今年度は物品費の支出が0となった。来年度(最終年度)は研究成果のまとめとなるため、主に解析プログラムの検証のための消耗品費および研究成果発表のための旅費を計上する。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 認知症を対象としたアミロイドPETにおける撮像技術と画像解析2017

    • 著者名/発表者名
      赤松 剛、大西 章仁、相田 一樹、井狩 彌彦、山本 泰司、千田 道雄
    • 雑誌名

      日本放射線技術学会雑誌

      巻: 73 ページ: 298~308

    • DOI

      10.6009/jjrt.2017_JSRT_73.4.298

    • 査読あり
  • [学会発表] Voxel-based statistical analysis of amyloid PET scans in the J-ADNI multi-center study2017

    • 著者名/発表者名
      Go Akamatsu, Yasuhiko Ikari, Akihito Ohnishi, Keiichi Matsumoto, Yasuji Yamamoto, Michio Senda
    • 学会等名
      Society of Nuclear Medicine and Molecular Imaging
    • 国際学会
  • [学会発表] J-ADNI研究データを用いたアミロイドPET equivocal症例に対する統計画像解析の有用性2017

    • 著者名/発表者名
      赤松 剛,井狩 彌彦,大西 章仁,山本 泰司,千田 道雄
    • 学会等名
      日本核医学会学術総会
  • [学会発表] Voxel-based statistical analysis of amyloid PET imaging in Alzheimer’s disease2017

    • 著者名/発表者名
      Go Akamatsu, Akihito Ohnishi, Yasuhiko Ikari, Yasuji Yamamoto, Michio Senda
    • 学会等名
      日本放射線技術学会総会学術大会

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公開日: 2018-12-17  

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