今後の研究の推進方策 |
1)in vitro - ADSCsによる肝細胞保護効果とNrf2 pathway関連解明。 8週齢雄性 C57BL/6マウスから肝細胞を単離し、肝細胞をヒトADSCs と細胞接触のない状態でTranswell で共培養し、肝細胞のCell Viabilityとともに、confocal microscopyによる活性化Nrf2 (nuclear translocation)、HSP(HO-1)発現、抗酸化酵素発現(SOD, prdx1)、metaboksim (ATP/ADP)、NO関連因子(eNOS, iNOS)、apoptosis (TUNEL染色、caspase 3発現)、培養液中の各種サイトカイン(IL-1. IL-6、TNF-α、Nf-kb)を非共培養群と経時的に追跡比較する。 2)in vivo - ADSCsによる肝I/RIの細胞保護作用の解明。 2)-1: 肝I/RI modelを用いたADSCs投与による肝保護作用とNrf2 pathwayの関連の検討。8週齢雄性 balb/c nu-nu mouseにADSCS 1.0×105を経静脈的に投与し、全肝15分間虚血後に再灌流後、2・4・6・12・24・48時間後に犠死させ血液・肝組織を採取する。2)-2: Nrf2遺伝子欠損マウスを用いたADSCsによる肝I/RI保護作用の検討。Nrf2活性化の意義を確認するために野生型マウス(WT)および Nrf2遺伝子欠損マウスへADSCs を1.0×105を経静脈的にを投与し、2)-1同様に再灌流後、2・4・6・12・24・48時間後に犠死させ血液・肝組織を採取し、同様の検討を行う。
|