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2018 年度 研究成果報告書

間葉系幹細胞を用いた転写因子制御による肝虚血再灌流障害の新たな治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K19897
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 外科学一般
研究機関徳島大学

研究代表者

高須 千絵  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 講師 (70582823)

研究協力者 森根 裕二  
齋藤 裕  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードMSC / ADSC / I/RI / Nrf2
研究成果の概要

術後肝不全を引き起こすI/RIの予防法として、ADSCs投与によるNrf2の活性化による肝保護作用について検討した。ADSCsによるNrf2を介した肝虚血再灌流傷害の細胞保護効果は認められなかったが、膵島細胞において移植時のI/RIをNrf2の核内移行を促進させることで細胞保護効果を有する可能性が示唆された。また肝切除後組織を用いたメタボローム解析によって、切除後肝内において抗酸化作用を持つValineとTryptophan上昇が関与する可能性が示唆された。

自由記述の分野

医歯薬学、外科系臨床医学、外科学一般

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではADSCs投与によるNrf2の活性化による肝虚血再灌流傷害時の肝細胞保護作用について検討した。残念ながら、ADSCsによるNrf2を介した肝細胞保護効果は認められなかったが、Nrf2を介した虚血再灌流傷害時の細胞保護効果に関しては膵島移植modelを用いて示すことができた。また肝虚血再灌流傷害時の臨床検体を用いた検討では、抗酸化作用を持ちNrf2経路に関与する代謝物であるValineとTryptophanが肝切除後にupregulateされていることを解明し、肝I/RIの病態解明の一助となる可能性がある。

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公開日: 2020-03-30  

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