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2018 年度 研究成果報告書

膵臓癌細胞由来オルガノイドモデルを用いた放射線化学療法耐性の機序解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K19945
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 消化器外科学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

川崎 洋太  鹿児島大学, 附属病院, 医員 (90770420)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード膵臓癌 / 化学療放射線感受性 / 抗酸化能力 / オルガノイドモデル / 食道癌
研究成果の概要

検体採取が比較的容易な食道癌細胞を用いた3D培養、オルガノイド形成を先ずは施行し、21例中15例(71.4%)で形成することができた。3D培養成功例では、有意差を持って臨床学的奏功度で進行(PD)もしくは安定(SD)症例が多く、部分奏功(PR)症例は少なかった。又、組織学的効果でも同様に、成功例では有意差を持ってGrade1症例が多く、Grade2+3症例は少なかった。3D培養にて作成出来たオルガノイドが薬剤感受性試験(5-FU用いた)に有用か検討したところ、実臨床での奏功度とオルガノイドの奏功度が有意な相関を示し、個別化治療の一助になる可能性について示唆出来た

自由記述の分野

消化器外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

膵臓癌は極めて予後不良な消化器癌の一つであり、正しい個別化治療の選択が予後に作用する。今回、食道扁平上皮癌検体を用いた3D培養、オルガノイド形成に世界初で成功し、形成できたオルガノイドを用いた化学療法に対する奏功度が、実臨床と相関していたことは、食道癌個別化治療の確立に大きく寄与しうると考えられる。確立できた3D培養、オルガノイド形成方法を膵臓癌検体で利用することで、今後、膵臓癌個別化治療の確立にも大きく寄与しうる可能性がある。

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公開日: 2020-03-30  

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