研究課題
癌の進展において、癌細胞のみでなく癌間質が極めて重要な役割を果たすことが近年の研究や我々の成果から明らかになりつつある。本研究では大腸癌間質における癌関連線維芽細胞(CAF)が発現する新規癌関連分子であるVCANに着目する。第1の目的は浸潤・転移の促進におけるVCANの機能的意義、さらにTGF-βシグナル経路を軸とした癌細胞、CAFの相互作用、微小環境でのマイクロRNA(miRNA)による制御機構を解明するものである。第2の目的は、多層的かつ網羅的な大規模ゲノム、トランスクリプトームデータを集積することで、大腸癌の発癌・進展における癌間質の役割とVCANの臨床的意義に迫り、微小環境バイオマーカーとしての価値を追求し個別化医療への道を開くことである。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 1件) 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)
Molecular Cancer Research
巻: Epub ahead of print ページ: in press
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