胃神経内分泌細胞癌における新規バイオマーカーに関する研究

2017 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 16K19960
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 消化器外科学
• 研究機関: 静岡県立静岡がんセンター(研究所)
• 研究代表者: 幕内 梨恵 静岡県立静岡がんセンター(研究所), その他部局等, 医師 (50723235)
• 研究協力者: 寺島 雅典 ; 中島 孝 ; 楠原 正俊 ; 浦上 研一 ; 芹澤 昌邦 ; 畠山 慶一
• 研究期間 (年度): 2016-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: 胃癌 / 神経内分泌細胞癌 / 遺伝子発現 / 遺伝子変異

研究成果の概要

胃神経内分泌細胞癌(Neuroendocrine carcinoma; NEC)は腺癌に比べて有意に遺伝子変異数が多く、特にTP53の変異率が高いことが判明した。
遺伝子発現解析結果を用いてOPLS-DA法で判別モデルを作成した結果、NECと腺癌を明確に分離することが可能であった。NECに特徴的に発現している遺伝子のうち、CPLX-2 (Complexin-2)はNECの腫瘍細胞に特異的な蛋白が発現していることが免疫組織学的染色で確認され、CPLX-2はNECの診断マーカーとなりうることが示唆された。

自由記述の分野

外科学