シロスタゾール投与前後においてコラーゲン刺激による血小板凝集能、ウェスタンブロット法によるHSP27のリン酸化レベル、血小板から遊離されるplatelet factor 4および、soluble CD 40ligandをELISA法にて解析を行った。 血小板凝集能および細胞内情報伝達におけるHSP27のリン酸化は低下傾向が見られた。血小板から放出されるplatelet factor 4、soluble CD 40ligandは抑制傾向がみられた。以上の結果からシロスタゾールはコラーゲン刺激における血小板内におけるHSP27のリン酸化を抑制し生理活性化物質の放出を抑制する可能性が示唆された。
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