脳腫瘍の分子診断は重要であるが、その診断時期は治療方針や経過に大きく影響する。術中診断がされることで早くから適切な後療法が可能となるため、その技術確立を目指した。i-Densy は Q プローブを対象 DNA に水素結合させ、加熱により denature させ発光させるシステムで、変異により denature 温度が変化することを利用して、腫瘍を遺伝子診断する。所要時間は約90分と短く、プローブ開発により、各腫瘍の遺伝子診断が可能になる。本研究では、gliom において重要な IDH1 R130 および H3F3A のプローブを確立させ、IDH2 R172 について候補を絞り込んだ。
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