Bevacizumabにて治療が行われた膠芽腫において、治療効果の予測や判定を血液中で行うことを目的とした。膠芽腫患者の血液中から腫瘍由来のDNAを採取し、標的遺伝子の同定を試みた。しかし、結果として、標的遺伝子の同定はできず、negative control群でも同定できなかったことから、血液中には腫瘍由来のDNAは存在しない可能性が高いと判断した。代替として髄液で同様の実験を行い、こちらでは標的遺伝子の同定が可能であった。liquid biopsyの材料としては髄液が妥当であると判断し、今後は実験を進めていく予定である。
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