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2018 年度 研究成果報告書

複数画像の統合的統計解析による神経膠腫の生物学的特徴の画像化技術の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K20033
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 脳神経外科学
研究機関地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所) (2018)
独立行政法人国立病院機構大阪医療センター(臨床研究センター) (2016-2017)

研究代表者

沖田 典子  地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, 脳神経外科副部長 (10533797)

研究協力者 金村 米博  
木下 学  
成田 善孝  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードglioma / MET-PET / MGMT
研究成果の概要

神経膠腫症例9例を対象とし、MGMTメチル化率とMethionine-PET(MET-PET)の取り込みについて検証した。非造影領域の腫瘍を定位的に採取し、得られた合計31検体に対しMGMTメチル化率を計測した。定位的に採取した腫瘍組織と、各種画像モダリティーと空間的関連付けができるimage-histology libraryを用い、定位的に採取した組織部位に一致するMET-PETのT/N比を算出した。
MGMTのメチル化率とT/N比は回帰分析で相関性を示し(p=0.004、R=0.53)、MET-PETのT/N比からMGMTのメチル化率は予測できる可能性が示唆された。

自由記述の分野

脳腫瘍

研究成果の学術的意義や社会的意義

遺伝子変異を画像技術で可視化する試みは手術検体を必要とせず、非侵襲的であり、過去にも試みられているが神経膠腫関連の遺伝子変異を画像評価した報告は限られている。
過去の報告の多くは非定位的評価であり、神経膠腫が病理組織学的に不均一であるだけでなく分子レベルでも不均一という特性があることから画像と実際の組織の一対一対応を正確に評価できていないのではないかという問題が挙げられる。本研究から手術検体が採取できない場合などに画像からMGMTメチル化の評価を定位的に行えることが期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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