RFPを遺伝子導入したヒト前立腺癌細胞PC-3(PC-3-RFP)を用いた.In vitro実験として,PC-3-RFP細胞をGSK-3β阻害薬(SB216763,AR-A014418)で10日間刺激し,細胞のコロニー形成を評価したところ,GSK-3β阻害薬は濃度依存的に腫瘍を抑制していた.また,in vivo実験としてヌードマウスの脛骨にPC-3-RFP細胞を注射することにより前立腺癌の骨転移モデルを作成し,GSK-3β阻害薬を腹腔内投与しところ,腫瘍の蛍光面積,腫瘍の体積,腫瘍の重量は有意に抑制されていた.
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