研究実績の概要 |
平成28年度は神戸大学医学部附属病院において膝前十字靭帯(以下、ACL)再建術を施行予定かつ本研究を理解し同意を得られた患者を対象とし研究実施計画を立案した。対象患者を無作為に治療群(炭酸ガス)と対象群(空気)の2群に分類する。その際、患者、評価者ともに盲検化し、二重盲検ランダム化比較試験とする予定とした。ACL術後リハビリテーション開始時より1日1回20分間のハイドロゲル炭酸ガス療法(週5回)を開始し、手術側下肢の皮膚にハイドロゲルを塗布し、プラスティック製アダプターで覆い、炭酸ガスボンベから100%炭酸ガスを供給し充満させる。この際、適宜炭酸ガスの加温を行う。実施期間は患者入院期間とする。また、炭酸ガスの代わりに空気を充満させることでコントロール群として設定する。次に述べる評価項目を利用して、ハイドロゲル炭酸ガス療法(炭酸ガス経皮吸収)によるACL再建術後の筋力回復の促進効果を明らかにすることである。特に、膝関節機能評価(術後3,6,12,24ヶ月)、筋力評価(術後3,6,12,24ヶ月)、疼痛視覚的評価スケール(術後1,2,3週、1,3,6,12,24ヶ月)、運動機能検査(術後1,3,6,12,24ヶ月)、健康状態調査(術後1,3,6,12,24ヶ月)、ACL再建術後骨孔拡大への影響(術直後, 12,24ヶ月)を評価する。また、入院期間、創治癒、有害事象の有無を評価する。 上記につき現在神戸大学医学部附属病院介入研究倫理審査委員会へ申請中である。また、
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今後の研究の推進方策 |
神戸大学医学部附属病院介入研究倫理審査委員会の認可後、研究計画に沿って介入研究を開始する予定である。 次に述べる評価項目を利用して、ハイドロゲル炭酸ガス療法(炭酸ガス経皮吸収)によるACL再建術後の筋力回復の促進効果を明らかにする。特に、膝関節機能評価(術後3,6,12,24ヶ月)、筋力評価(術後3,6,12,24ヶ月)、疼痛視覚的評価スケール(術後1,2,3週、1,3,6,12,24ヶ月)、運動機能検査(術後1,3,6,12,24ヶ月)、健康状態調査(術後1,3,6,12,24ヶ月)、ACL再建術後骨孔拡大への影響(術直後, 12,24ヶ月)を評価する。また、入院期間、創治癒、有害事象の有無を評価する。
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