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2018 年度 研究成果報告書

骨巨細胞腫の発現データベース構築に基づいた新規治療法開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K20070
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 整形外科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

大久保 武人  順天堂大学, 医学部, 助教 (90732884)

研究協力者 末原 義之  
齋藤 剛  
林 大久生  
窪田 大介  
向井原 健太  
赤池 慶祐  
田邊 雄  
石井 翠  
栗原 大聖  
佐野 慶  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード骨巨細胞腫 / Denosumab / バイオマーカー
研究成果の概要

難治性かつ希少がんである骨巨細胞腫(GCTB)の治療成績の改善を目指し、その要となる腫瘍悪性度・治療抵抗性の機序について特定し、悪性度・治療奏功性に関するバイオマーカーの同定及び、新規治療分子標的の開発を進めた。近年GCTBの新規治療薬として開発されたDenosumabの治療効果予測や著効症例の作用機序解明のために、GCTBの悪性度及びDenosumab治療反応性に関わる生物学的な特徴のタンパク質プロファイリングを行い、特に組織学的硬化に関連するタンパク質発現データベース構築とDenosumab治療の効果判定や予後予測のバイオマーカー候補となりうるタンパク質の同定にも成功した。

自由記述の分野

骨軟部腫瘍

研究成果の学術的意義や社会的意義

骨巨細胞腫の新規治療薬であるDenosumabの治療反応性に関わる生物学的特徴のタンパク質プロファイリング・データベース構築と治療効果判定や予後予測のバイオマーカー候補となりうるタンパク質同定の成功の報告は世界初であり、今後の骨巨細胞腫の病態理解と治療法開発に道筋を示しうる有力な成果である。
本研究より開発されたバイオマーカーによりDenosumab治療の効果判定や予後予測が可能になるのみならず、データベースより同定されたタンパク質が骨巨細胞腫のさらなる新規治療薬開発に結びつく可能性もあり、骨巨細胞腫患者の治療成績向上に期待ができると考えている。

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公開日: 2020-03-30  

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