肉腫患者から末梢血を採取し、免疫モニタリングを行った。CD8 + T細胞上のTim-3 の高発現および単球系骨髄由来免疫抑制細胞(M-MDSC)が無増悪生存期間(PFS)と有意に関連していた(p = 0.04,0.02) また、CD8+T細胞上のNKG2D高発現は、良好なPFSと有意に関連していた(p = 0.04)。多変量解析でもCD8 + T細胞上のTim-3の発現量はPFS不良と関連していた(p = 0.04)。末梢血の免疫学的状態は、肉腫患者の予後に関連する事が示唆され、肉腫治療のためのバイオマーカーや免疫療法に基づく新規治療開発に応用できる可能性があることが分かった。
|