研究課題
若手研究(B)
慢性的時差ボケ(CJL)処理による睡眠障害モデルラットを作成し、性機能への影響を検討した。通常、ラットは12時間毎の明暗サイクル下で飼育されるが、明暗サイクルを2日毎に8時間前進させる処理を行う慢性的時差ボケ(CJL)処理を行った。CJL処理の1週後ではICP/MAPが0.81±0.12であり、変化は見られなかった。また、2週後では0.73±0.12であり変化しなかったが、4週後では0.35±0.05と有意な低下が観察された。CJL処理4週後のラットの陰茎海綿体を用いてeNOSおよびリン酸化eNOSの発現をウエスタンブロッティング法により検討したところ、CJL処理群で有意な低下が観察された。
アンドロロジー