これまで研究者は卵巣癌幹細胞に対してGSKJ4が細胞死を誘導し、癌幹細胞性を喪失させることを報告した。その後の共同研究者との研究で、GSKJ4が非小細胞肺癌の細胞株で細胞死を誘導することを見出した。このことにより、GSKJ4の効果が癌幹細胞に特異的ではなく、癌細胞にも効果のあることが示唆された。さらにGSKJ4とシスプラチン、タキソール、メトホルミンを併用することで癌細胞に対する効果を上乗せすることを見出した。加えて、GSKJ4の作用機序として、細胞周期に影響を与え、アポトーシスを誘導することで細胞死を引き起こしていることが示された。
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