仮説:①:月経期にHLA-Gなどを発現した子宮内膜細胞が『逆流経血』として腹腔内に曝露する②:HLA-G発現した異所性子宮内膜細胞を抗原としたNK細胞・マクロファージなどの機能低下⇒『腹腔内免疫監視機能の低下』③:暴露した『逆流経血』中の子宮内膜細胞が排除されない④:子宮内膜細胞の異所性生着が許容される⑤:内膜症を発症する ⇒ 月経痛・不妊などの問題を起こす。本研究は上記仮説に基づき、子宮内膜症における『腹腔免疫監視機能の低下』が腹腔内免疫担当細胞であるNK細胞・マクロファージなどの遊走能低下に起因する事を証明するための研究である。
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