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2018 年度 研究成果報告書

ヒト末梢血白血球を用いた新たな分娩予測マーカーの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K20207
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 産婦人科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

牧野 真太郎  順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (70570894)

研究協力者 竹田 純  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード早産 / 胎盤 / 卵膜 / 白血球遊走能
研究成果の概要

白血球遊走数は2nd trimesterが1st trimesterに比べ有意に増加した(p=0.03)が、仮定に反して、白血球遊走数は2nd trimesterが3rd trimesterに比較し有意に増加していた。また、今回の実験では3rdtrimesterと陣痛発来時の白血球遊走数に有意差は認めなかった。遊走した白血球は約80%以上が顆粒球であり、その中でもCD11b陽性細胞が約95%と大部分を占めていた。その割合は妊娠期間に限らず一定していた。妊娠週数の変化で白血球は特異的に性質を変え、2nd trimester(と陣痛発来時)でCD11b陽性細胞が多く遊走した。

自由記述の分野

産婦人科

研究成果の学術的意義や社会的意義

分娩に至る機序が妊娠32週以前と正期産とで異なる可能性があるが、少なくとも妊娠後期から分娩においてはchemoattractantに対する白血球の反応性は徐々に高くなっていることが予想された。これらの反応性を評価することで分娩誘発が成功するかどうかや急産の予測、また予定帝王切開前の陣発の予測などの臨床応用ができる可能性が示唆された。今後は、chemoattractantのなかで何に対して白血球が遊走しているのかについて研究を継続し、臨床応用の可能性について引き続き探求していく予定である。

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公開日: 2020-03-30  

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