AIDと上咽頭癌

2017 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 16K20236
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 耳鼻咽喉科学
• 研究機関: 金沢大学
• 研究代表者: 加納 亮 金沢大学, 附属病院, 医員 (00707557)
• 研究期間 (年度): 2016-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: 中咽頭癌 / HPV / APOBEC3 / 上咽頭癌 / EBV

研究成果の概要

内因性突然変異誘導因子であるAID、APOBEC3はウイルス感染で誘導され、それらが誘導する突然変異によりウイルス発癌が起こると仮定し、上咽頭癌・中咽頭癌をウイルス感染の有無に分けて評価した。
EBV関連上咽頭癌においてAIDが、HPV関連中咽頭癌でAPOBEC3が発現していることが分かった。in vivoで中咽頭癌へのエストロゲン刺激でAPOBEC3が誘導されることが分かり、HPV関連中咽頭癌では、エストロゲン受容体が発現し、また予後良好に関わる可能性を認めた。

自由記述の分野

頭頸部癌