末梢前庭性めまいの難治性代表疾患であるメニエール病はめまい発作を繰り返す疾患であるが、発作間欠期にもふらつきを訴えることが多い。このふらつきは耳石機能障害によると示唆されているが、その治療法は存在しない。現行の耳石機能検査では機能障害の有無を判定するのみで障害の程度が定量化きず治療効果が評価できないためであると考えられる。 当研究は耳石機能を定量化できる簡便な新しい耳石機能検査を確立し、メニエール病患者の耳石機能を評価し、最終的には患者の機能障害の程度に応じたオーダーメイドのリハビリ治療を開発することを目的とする。
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