• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

サイトカイン・ケモカイン産生制御による中耳炎症性疾患に対する新規治療戦略の確立

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16K20249
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関岡山大学

研究代表者

野田 洋平  岡山大学, 大学病院, 助教 (00587404)

研究協力者 假谷 伸  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード中耳炎 / 炎症 / サイトカイン / ケモカイン
研究成果の概要

慢性化膿性中耳炎や真珠腫性中耳炎は、難治性の中耳炎であり、難聴などの様々な症状の原因となる。薬物治療をはじめとする保存的治療が行われるが、炎症のコントロールが困難で、手術を行う必要がある症例が存在する。本研究では、炎症の病態において重要なサイトカインやケモカインの産生制御におけるHigh-mobility group box protein 1 (HMGB1)やNLRP3インフラマソームの役割に注目して検討を行い、HMGB1やNLRP3インフラマソームが中耳炎の炎症誘導において重要であることを明らかとした。

自由記述の分野

耳鼻咽喉科

研究成果の学術的意義や社会的意義

慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎の患者から病的な中耳組織を採取し、それらを用いて中耳炎の炎症を制御している因子の解析を行った。現時点では、慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎を薬物療法で根治させることは困難で、手術が必要となる症例が多く認められるが、本研究を発展させることにより、手術を回避できる新規治療法を開発できる基本的なデータが得られた。手術受けるには入院が必要となるケースが多く、薬物による外来治療で根治できるようになれば、社会的・経済的な意義が大きい。

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi