好酸球性副鼻腔炎に伴う鼻茸形成を抑制的に作用すると考えられる抗活性酸素因子であるSuperoxide dismutase(SOD)を検証する。活性は非常に不安定なため、組織の保存法、従来の活性測定法を改良した。また、SODが上皮系に局在するため、鼻茸組織中の上皮障害との関連・リモデリングについて検証した。さらに、組織中の好酸球との関連についても検証した。鼻茸組織をLaser microdissectionにより鼻茸上皮を採取して、鼻茸上皮のSODのmRNA発現を検証した。鼻茸上皮から抽出できるRNAは非常に微量で単位時間で分解が進行するため、効率よくRNA抽出する方法を改良した。
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