研究課題/領域番号 |
16K20279
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
大峡 慎一 順天堂大学, 医学部, 准教授 (20549274)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 中咽頭癌 / 下咽頭癌 / 経口切除 |
研究実績の概要 |
頭頸部癌に対する外科的治療は確実な腫瘍摘出と臓器機能温存の両者を達成することが理想であり、低侵襲手術の一つとして経口的内視鏡手術が発展してきた。本研究は腫瘍の可視化により安全域をぎりぎりまで少なくし腫瘍を確実にかつ機能温存も達成することを目標としている。本年度は現状の内視鏡手術の術式および摘出検体の検討を行うとともに、マウスを用いた実験を行う整備、準備を行うことになった。頭頸部癌内視鏡手術は2016年4月から15件行われ、それぞれの患者背景、術前術後の機能(特に嚥下機能、構音機能)を評価した。さらに摘出検体の病理学的評価、現状での安全域の確認を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
マウスを用いた実験の準備がやや遅れている。 比較対象となる現状での内視鏡手術とその成績、機能解析の蓄積は順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
動物実験の準備が整えば、計画書通りに進めていく。 研究遂行に必要なスタッフを増員確保する必要があるため、当教室内で調整を行う。 引き続き現臨床での症例の蓄積も継続して行っていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究の遅れが生じた為、当初予定していた消耗品等の購入を見送った為。
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次年度使用額の使用計画 |
動物実験の整備を早急に行う為、実験に必要な器具類の購入、研究成果発表の為の旅費、論文投稿料に使用し、成果を上げる。
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