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2019 年度 研究成果報告書

本邦におけるLARの実態と病態解明に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K20283
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関日本医科大学

研究代表者

石田 麻里子  日本医科大学, 大学院医学研究科, 研究生 (60714780)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードアレルギー性鼻炎 / LAR / 特異的IgE抗体
研究成果の概要

アレルギー性鼻炎の3主徴(くしゃみ、鼻漏、鼻閉)を持ちながら、血中特異的IgEや皮膚テストが陰性で非アレルギー性に分類される症例の中に、鼻粘膜局所で抗原特異的IgE抗体が産生され、誘発テストが陽性となるLocal Allergic Rhinitis(以下LAR)の概念がある。鼻科手術50症例を対象に研究を行ったところ、血中特異的IgE陰性、皮膚テスト陰性症例の中に、誘発テスト、局所特異的IgE抗体が共に陽性となる症例を認めた。スギLARに該当する症例が2/14(14.3%)、ダニで5/21(23.8%)であった。

自由記述の分野

鼻アレルギー

研究成果の学術的意義や社会的意義

本邦におけるアレルギー性鼻炎の有病率が39.4%である中で、通年性アレルギー性鼻炎の有病率は23.4%、スギ花粉症は26.5%と高い値であり、両者で本邦のアレルギー性鼻炎の多くを占める。しかし、本邦におけるダニ、スギLARの過去の報告はなく実態は不明である。本研究の結果より、今まで非アレルギー性と診断されていた症例の中にLAR症例が含まれている可能性が指摘できた。

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公開日: 2021-02-19  

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