基礎研究だけでなく臨床においても緑内障における酸化ストレスの関連は指摘されている。我々は、正常眼圧緑内障患者に酸化ストレスマーカー(尿中8-OHdG値、皮膚AGE)と組織領域の視神経乳頭循環とが相関することを明らかにした(Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol. 2016)。今年度は比較的若い男性緑内障患者において抗酸化力と緑内障が相関すること(Sci Rep. 2017.)、睡眠時無呼吸を有する緑内障患者において酸化ストレスが高く、それが視野進行の一因となっているのではないかということを明らかにした(Acta Ophthalmol. 2018)。
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