研究課題
若手研究(B)
本研究は、加齢黄斑変性における血管内皮増殖因子(VEGF)に依存しない脈絡膜新生血管のメカニズムについて検討することを目的とした。まず、光干渉断層血管撮影を用いた脈絡膜新生血管の血管分枝密度や血管面積の評価方法を独自に確立した。抗VEGF薬の毎月連続投与下であっても脈絡膜新生血管の面積が増大すること、血管分枝密度の低下は一時的であり、血管分枝密度の高いCNVが新たに生じることを発見し、論文発表を行った。
網膜
本研究は、現在加齢黄斑変性の治療の主流となっている抗VEGF薬治療の治療抵抗性のメカニズムを明らかとし、より効果的な治療方法を模索するものである。加齢黄斑変性は年々増えており、失明に至る疾患であることから本研究の果たす役割は大きいと考える。