高一回換気量換気による人工呼吸は肺障害をきたす。ラットの敗血症に高一回換気量換気を行うことで生じる肺障害をrTMが抑制するか確認した。ラットを全身麻酔下に、Cecal ligation and puncture (CLP)による敗血症のモデルを作成し、Low tidal volume (6ml/kg)とhigh tidal volume (35ml/kg)の1回換気量で人工呼吸管理を2時間行い肺障害を来たし、rTMを投与し、その効果を確認した。高一回換気量換によりPaO2低下とBALF中のタンパク量の上昇を認めたが、rTM投与を行っても、PaO2、BALF中のタンパク量に変化を認めなかった。
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